
派遣会社が人材を派遣するという構図
ここ最近、アルバイトの派遣会社というものが多く感じませんか。
私が学生だった頃は、工場でアルバイトをするにしても、直接雇用が一般的であったのですが、最近いわゆる零細企業の人材確保を安定的にするため派遣会社に頼る求人がほとんどです。
結局、このような採用で派遣された人材は、ミスマッチなどが起こり、雇用主や労働者双方にストレスがかかるということが多発しているのではないでしょうか。
もし、アルバイトを考えているのであれば、余程の理由がない限り、おすすめしません。
自分にますます自信がなくなり、さらに条件の悪い職場を転々として結局なんのスキルを積み上げることがなく最後は心身ともに崩壊することになります。
問題となっている例を挙げていきましょう。
初めて就業する人が毎日のようにくる
工場を例に例えれば、毎日のように派遣会社から雇われた人が現場に訪れます。
初対面なので1から教わることになります。
しかし、作業自体は極めて簡単。
どれくらい簡単なのかと言えば、ビンの蓋をしめてベルトに流すとか、紙を袋に詰めるだけなどです。
だからすぐできるため、誰でも代わりが見つかります。
人間関係が希薄で職場の雰囲気が絶望的
初めて来る人が大半のようですが、実はある程度固定で勤務している人も多いようです。
とはいえ、工場の作業中は無言で黙々と行うことになります。
例えると、機械のように一瞬たりともサボることができないような状態です。
サボることはしなくても、遅れることがあれば、他の人にその状況がバレてしまい、迷惑がかかるといったイメージです。
アルバイトが派遣を下に見る。
工場の中にも直接雇われたアルバイトが在籍していることが多いです。
このようなアルバイトが、毎日のように新規の派遣がくるので指導をする立場になるのですが、この人が態度が悪いと最悪です。
アルバイトが派遣の上にたち、下に見るというような状態になります。
直接雇用と派遣雇用でなぜここまで立場が違うのか。疑問に感じますよね。
派遣に任せる作業は簡単だけど・・・
派遣がおこなう仕事は先ほどのようにとても簡単。
ここまではいいのですが、頭がおかしくなるぐらい同じことを永遠と行うことになります。
やったことがない人にはなかなか説明しづらいのですが、同じ姿勢で、時間との戦いで、同じ作業をすることを基本的には1日8時間。
慣れていないと、最初はとても苦労するとおもいます。
私は、初めて1時間で腰が砕けるようになり、大恥をかいたことがあります。
単に人数合わせのアルバイトはやりがいを得られない
派遣のアルバイトは、求人広告だけ見ればとても魅力的なようにみえます。
様々な職種を選べるかのようになっていますが、実は適正や年齢などでできる仕事は限定的です。
しかも、1度派遣先に信用を失うことをすれば、今後仕事を紹介されなくなってしまうことだったあります。
派遣アルバイトの求人広告のカラクリ
派遣アルバイトの求人広告は、おとり広告のような様相をしています。
つまり、様々な魅力のあるアルバイトをバラバラで掲載。
それをみて応募。登録。
実際、紹介された仕事は全然希望と違うもの。
なんてことは、日常茶飯事。
しかし、求人広告ではそのあたりは言及していないものがほとんどです。
それを全く知らない人たちは、見事に引っかかってしまうことになります。
工場派遣アルバイトの年齢層
工場派遣アルバイトの年齢層は、一概には言えないものの、年老いたおばさん、そしてコミュ障の若者特に女の人が多かった印象です。
だから、中年の男でもと営業サラリーマンが行くととっても浮くことになります。
もっとも、マスク着用だったから、年齢もそんなに意識されなかったけどね。
最初は、若者の男の子が、似たような世代と思って話しかけてきたんですが、声がしゃがれていたのか、咄嗟にこの人オジサンだと思って修正しておりました。
向いている人と向かない人がいる
本当に、最初に勤務してストレスに感じなければこのような派遣アルバイトはいいのかとおもいます。
しかし、アルバイトは金を稼げればいいというものではありません。
人間関係だとか、やりがいを求める人もいると思います。
そんな人は、必ず正式の直接雇用されたアルバイトを選ぶようにしてください。
それだけで自己肯定感は保たれることになります。
仮に自分に合っていると思ったとしても、誰でも代替可能な人材であることを忘れずにいち早く脱出するべきだと思いますがご自身の判断にお任せします。
時給が安いのはアルバイト派遣会社のせい
あと1つ考えてほしいのは、こういった勤務先は、零細企業で求人をいくら出しても来ないようなところ、もしくはブラックでいくら雇っても辞めてしまうようなところ。
もしくは、イベントの設営のような、毎日ではないけれども大量に人材が必要などのような特殊な勤務先。
だから、人数合わせなんですね。
工場だって、そのポジションに配置する人がいないと困るわけで、そのためのモノに過ぎません。
中身なんてどうでもいい。だから簡単な作業。これについては間違いないかもしれません。
ただ、機械並みの作業の精度や速さを要求される。
慣れるまで継続できればいいですが、それでも頭がおかしくなるくらい継続した作業になります。
シール貼るだけで○○円、なんてラクに見えます。
実際そんな美味しいバイトがあれば、辞めるわけありません。
時給だって昔のような直接雇用になれば、もっとだせるかもしれません。
たとえば、時給1,200円だとしても、派遣会社が時給2,000円~3,000円もらっていれば、その分引かれていることになります。
ただ、今の若者は汚い仕事やきつい仕事をしない傾向があります。
だから、こういったバイトをしている若者はやはり人には言えぬキズを負っている可能性があります。
もし、時給1,500円~1,800円ならもっと集まると思うのですが、ただ求人は今はネットがほとんどです。
外国人などを戦力に入れても、このような工場などは、ますます人材不足になるのは避けられません。
今工場で活躍している高齢者が抜ければ、維持できなくなりますよね。
また、零細企業であればその後の未来も見通しが明るくないということがあります。
今後の日本の未来が不安になってきますね。