
アイドルの重大な契約違反とは何だ?
推しのアイドルが、突然『重大な契約違反』の原因で解雇発表される。
なんか、重大な契約違反というと、とてつもなく悪いことを犯してしまったのではないかとびっくりしますよね。
ファンにとっては、いったいなぜ?理由が気になるという感情が湧き上がって、一瞬で目の前が真っ暗になります。
ここでは、アイドルがこの重大な契約違反をどのようにしてしまうのかを背景から探っていくことにします。
アイドルはマネジメント契約を締結
アイドルは加入するまえに、事務所(雇用主)とアイドルのマネジメント契約というものを締結します。
ここには、一般的な雇用契約とは異なり、ある意味特殊な契約がなされているのです。
つまり、重大な契約違反をしたというのは、このマネジメント契約の契約条項に抵触し違反をしたということになるのです。
このアイドルマネジメント契約は、ほぼ雛型が決まっており、それを改変したりしてアレンジしながら利用されていることが多いです。
アイドルが解雇の原因となる条項
アイドルという職業は、ただ歌って踊って笑顔を振りまいていればよいと思われがちです。
確かにアイドル業をするうえで最も大切ですが、その土台となるもっと大切なことがあるのです。
それは、ファンがそのアイドルに対して安心して好意を抱き、応援するにふさわしい存在になることが求められます。
これは、個人としても、グループとしてもです。
となるとアイドルをしている時間外も影響が出てくる場合も出てきます。
そして、解約の原因になるというのは、それが棄損し、グループ全体まで及ぶ可能性があるモノということになります。
アイドルの価値を毀損する行動
まず、最初に挙げられるのはアイドルの価値を毀損する行動です。
アイドルを単体でしているのであれば、その人だけの責任で行動すればいい話です。
『重大な契約違反』というのはグループに属しているアイドルが、当人だけでなくグループの信頼を失わせる内容の契約事項を犯すことです。
つまり、当人だけでなくそれ以外のメンバーも行っているのではないかと思わせてしまうような行動をしてしまうとそれに該当します。
たとえば、ファンとの恋愛、事務所のスタッフとの恋愛などは、ファンが応援していることが馬鹿らしくなるような裏切りの行為です。
どんな小さなアイドルグループでもファンとのつながりがあれば、いずれかは噂になります。
もう1つは、金銭的な理由が多いと思われますが、いわゆるパパ活やキャバクラやクラブのホステス、ひどいものになると風俗店で勤務しているというアイドルもいるのです。
ファンにとっては、とても悲しいことですが、アイドルの職業スキルそのものが『異性を誘惑する』ものが含まれており、これが生かせる仕事というものは実はたくさんあるのです。
しかも、アイドルだけでは収入が鳴かず飛ばずで生活できないから副業を始めたのだが、それ自体がアイドルとしてあるまじき行動となる職業であったというものです。
もし、アイドルがキャバ嬢とか風俗嬢であったら、応援する気が失せますよね。
なんか日頃の生活が派手になったということで事務所から目を付けられてバレるケースが多いそうです。
規模の小さなアイドルはこの原因が『重大な契約違反』とされることが多いのです。
秘密保持契約を守らないアイドル
アイドルという職業はある程度大きなグループになるとスポンサーと仕事をすることも多くなってきます。
その時にそれらのリリース内容を他に漏らしたりすることは、非常に問題な行動となります。
これはファンにとっては、どうでもよい話のようですが、損害金が生じグループが解散する事態まで追い込まれる問題です。
素行の悪いアイドルは解雇になる
アイドルが、一般的な法律が順守されない場合も同様です。
喫煙や飲酒、ドラッグ、売春。賭博などは問題外ですが、グループ内でのいじめや暴力なども、ファンが目に見えないところでもあります。
また、アイドルという立場を利用し使用物を他人に売ったり、自分の名前を伏せて気に入らないメンバーへのSNSでの誹謗中傷を繰り返し調査したところバレてしまうというケースもあります。
それ以外にも、スタッフへの態度が非常に悪いであるとか、現場の集合時間にたびたび遅刻する、欠勤する、活動への熱意が全くないという原因もあるでしょう。
人気のないメンバーはすぐ適用される
上記のような契約違反があると、事務所との話し合いがされて解雇になりますが、人気がなかったり、年齢的にもリストラしておきたいメンバーには容赦なく適用されることになります。
中心メンバーや人気メンバーで、事務所が引き止めたい心理が働いたときは解雇しないで謹慎などの処分がされることになります。
ファンに対しては、休業などとアナウンスされることもあります。
アイドルになると世界が変わる?
アイドルという肩書は、お金を稼ぐ上で実際の本業よりも稼げることがあります。
また、アイドルになることで、今までで合わなかったような人と出会えることもあるため、その誘惑は実は多いのです。
合コンや経営者との会食などや、他の事務所からの引き抜きなどもあります。
なんでこの清純そうなあのメンバーが、こんなことをするの?とびっくりすることもあるのもそのためです。
プロ意識がないアイドルがほとんど
アイドルというのは所詮子供の女の子です。
特にアイドルになれた時点では、アルバイトとの境目がつかず、アイドルになれたことで満足してしまうことも多いです。
また、自分がある程度、人の目の前に出ている有名人になったのだと自覚しておらず、恋愛したりしていてもバレないと思っている。
収入の面でも、想像以上に質素なことが多く、夢を与える職業上、メイクや衣装などの費用など出費も多く、生活が困窮するケースも出ているのです。
いわば、飼いならされた状態で10代、20代を過ごす中、アイドルという肩書は失わず、どのようにしたらよいか葛藤しているのです。
実際、アイドルはそもそも実家が裕福でないとできない側面もあるようです。
まとめ
いわゆる地下アイドルは、そこまで厳しくはないことが多いです。
実際、アイドルと結婚したファンも結構いますし、そのようなアイドルはファンと言っても一人当たり数十人いればいいほうで、中には数人を相手に頑張っている場合もあります。
問題は、ある程度の規模でメンバー入れ替えを想定したグループの場合であると、そのアイドルグループ名のイメージブランドを損なうため、一発解雇となります。
AKBや坂道グループなどの場合は、その点とても厳しくオーディション段階での選考が厳しいことでも有名です。
重大な契約違反は、ほとんど上記のケースに当てはまるので参考にしていただければ幸いです。