
ギガワークSpotWorkは本当に稼げるのか?
雇用主との雇用関係を結ぶことなく簡易なやりとりで、しかも空き時間に自分のペースで仕事ができることで最近注目されているSpotWork(スポットワーク)。
今、現在どんどん進化しているのですが、現状稼ぐことができるのかということについて話していきましょう。
ギガワークのデメリット
ギガワークは副業としてスキマ時間に働くことができるという意味ではとてもいいサービスです。
最近は副業可能な企業も増えています。
しかし、実際に副業をしているかについては、まだまだ浸透していない感があります。
まず、時間が合わない、突然の残業に対応できないなどの理由です。
また体力的に結構ツライということもあります。
これらの問題にギガワークは、ある程度は解決するのです。
しかし、ギガワークというのは、そのようなメリットを得るが反面、デメリットもあるのです。
それは、効率が悪いということです。
ここでは、SpotWorkの代表的な業務である充電バッテリーの回収設置のアルバイトを見てみます。
充電バッテリーの回収設置のアルバイト
最近、気が付いた方もいるとは思いますが、コンビニや駅、公共機関などでモバイルバッテリーを貸し出している機械が設置されていますよね。
このモバイルバッテリーを借りて、自分のうちの近くで返すことができる便利なサービスです。
同様に自転車や電気キックボードも同じような感じで全国に広まっているのです。
ここで疑問。
これってモバイルバッテリーの補充や取り出しは誰がしているのだろう。
そういえばそうなのです。
この仕事をやることになります。
かといって、時間に制限がない。
ほぼ人と話すことがないことでやり始めた方もいるのではないでしょうか。
モバイルバッテリーの移動補充は儲からない。
さらにもう一つ疑問があります。
これって儲かるのかということ。
儲かるのならば始めたほうがいいということになります。
しかし、今の時点で断言できるのは基本的には儲からないということです。
一体なぜなのでしょうか。理由を挙げていきます。
そもそもサービスの普及が途上
モバイルバッテリーを借りてまで使う状況を考えてみると極めて限定的です。
おそらく、移動でスマホなどの機器をものすごく利用する人が当てはまるのでしょうが。
そのような人はたいてい、自分のモバイルバッテリーを持っています。
若者に代表されるようなヘビーユーザーもモバイルバッテリーを複数持ち歩いている強者もいます。
仮に、このようなサービスをたくさん使う人であれば、借り続けるという発想より、いっそのこと購入してしまうという結論に至ると思います。
ということは、本当にイレギュラーでスマホの充電がなくなってしまった。
ドコモショップのような充電ができる場所もないという場合に限られてくるというのが容易に想像ができます。
もちろん、ドコモショップのような店舗は年々減っていますが、それこそ、アダプターを持ち歩いていれば最近はパチンコ屋でも充電ができたりします。
そのため、このサービスが全国的に普及したとしてもそこまでの利用者が見込めない。
よってバッテリーの移動が少ないということになるのです。
現に、補充をしてほしいという箇所はたくさんあるのですが、回収ができるところがない。
つまり、稼げないということです。
絶望的な報酬額の低さで稼げない
もう一つ問題なのが、報酬額が絶望的に低いということになります。
回収から補充までの一連の作業で1つ当たり現在では1個あたり60円程です。
しかも、思い通りの回収ができないから効率的でない。
そして、そんな中でもこの仕事を始める人は年々増えている。
だから、ますます稼げないということになります。
回収補充には熱い時間帯がある。
この仕事を始めようと考えても回収の需要があるのは早朝です。
早朝に効率よく行うためには、集中しているところをバイクや車などで回るしかない。
そうでないと、何個も回収するととても重くなるということになるからです。
またフットワークがよくないと回収場所をライバルにとられてしまうことになるのでもう競争です。
これでは、自分のペースでできるなんていうのは夢のまた夢で、本当に稼ぐためには本職にでもならない限り不可能です。
結局ウーバーイーツのような運命をたどるのか
このような仕事は、浸透させるために初期はある程度美味しい仕事であることが多いのですが、一旦浸透してしまうと途端に単価が暴落してしまうのが特徴です。
今後もさらに暴落が予想されますし、そもそもサービス自体がオワコンになってしまえば時間効率がかなり悪いものになってしまうでしょう。
SpotWorkに向いている人
スポットワークで仕事をするのに向いているのは、やはり次いでにできて少しお金がもらえたらうれしいなという人、もしくは逆に本職のように行うということです。
もちろん本職とまではいかないまでも、ウーバーイーツのような配達業との兼業でやるような人なら向いているということです。
わざわざ、単価60円のためにそこまで回収しに行き、補充期限までに補充するなんてことは、バカらしくてできません。
しかも、旧式のバッテリーは補充できず、本社に郵送することになっており、なんと郵送は自己負担だそうです。
このシステムは配送や配達の仕事を掛け持ちしているような人が、スキマ時間を持て余したとき、少しでも時給アップのためにやるべき仕事と言えると思います。